心の悩みや生き方の本、心理関係、子育てについての古本を集めています。
映画や音楽、美術関係もほんの少々ですが集まってきています。
ちょっと古い古本、すごく古い本、古すぎて紙魚だらけの本などもあります。
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愛  愛をめぐる話

「愛」を語るのは、難しい。
幼児期に愛を受けたことがなければ、長じてから、何らかの不都合が生じるとも言われている。
性格の基盤に「自分の存在を肯定されていない」(望まれない出生・実存の不安)というトラウマを抱えての人生は、つらいものがあるのだろう。
大人になって表面上は強い人間に成長し変身したように見えても、心の奥底の依存性や不安はそのまま残り、頼れる人物を探し求めていたりする。

愛はなぜ終わるのか  結婚・不倫・離婚の自然史(副題) ai-1
ヘレン・E・フィッシャー著/草思社/1993年5刷/定価1900円/程度C 帯有
売価700円

「愛とは何か」なんて言う前に、愛を語るには、この本でしょう。人類学的にいきましょう。
愛は4年で終わると筆者は言う。子供を育てる間の餌運び人が、つがいの相手。子どもが4歳になると餌運び人の役割も、取りあえずは不要になり、愛が終わるのは当然だという。それが、4年離婚説の根拠。結婚は、男と女がお互いに便利なように交わした契約だと思えば、もっと淡々と生きていけるのかも知れない。14p×19.5p、309p

この愛はそれでいいのか−−−自分が失われても悔いない才覚 ai-2
田中澄江著/青春出版社/昭和50年初版/定価870円/程度C 帯無、小口底にマジック線
売価600円

相手の意向に合わせ、相手の喜ぶ男や女になることや、頼り頼られるという関係は、両方の力の強弱が、よく均衡を保っているときには、成立する。しかし、往々にして、頼りっぱなし、頼られるだけという、片方に寄っていることが多い。どちらかの負担が重い時や、均衡が破れた時の関係は、悲劇を生む。自分で幸せになれる自分になろうというもの。 13p×18.5p、221p

愛させる技術 ai-3
デイビッド・コープランド、ロン・ルイス著/小学館プロダクション/定価1680円/程度B 帯有
売価1200円

シンデレラがガラスの靴を忘れたのも・・・実は技術だった!?と帯にあります。『もてる技術』の女性版だそうです。
男も女も、相手を求めて、つがうのでしょう。日本では、「できちゃった婚」が流行っているらしく、なかなか結婚を言い出さない男と結婚するには一番手っ取り早い方法かもしれません。でも、それと「愛」って関係あるのでしょうか?
13p×19p、547p ソフトカバー


●愛を乞うひと ai-4
下田治美著/角川文庫/平成11年13版/定価504円/程度B 帯無
売価300円


母に気に入られようと、涙ぐましいまでの努力。母の感情の処理の場として、娘は虐待され続ける。すさまじいまでの暴力である。やっと裸足で逃げ出し、その後二度と母には会わないまま。結婚し娘が高校生になってから、死んだ父の遺骨探しが始まる。時間が錯綜し、パズルが解き明かされていく。   10p×15p、302p 文庫

●愛されるために、自分を捨てなくてはいけないの? ai-5
ジョ−ダン&マーガレット・ポール著/VOICE/1996年初版/定価2100円/程度B 帯無
売価1500円

こうなりゃ、愛って何なんだ、となりますね。誰かに愛されるためには、その人の従順な僕でなければならない?そうまでしないと愛は得られないのなら、孤高を生きるしかないのか。?
「本来のあなたを捨てずに、愛する人とより親密になる法」とあり、「コントロール」と「自己防衛」を上手に使い、疲れるやり方から心地よく親密になれる関係の方法があるという。13p×19p、339p ソフトカバー


●愛という名の支配 ai-6
田嶋陽子著/太郎次郎社/1992年初版/定価1780円/程度C 帯破れ
売価800円

男女間や親子間のように平等ではない関係の中での愛は、支配の別名にもなりやすいと、かの田嶋先生は、おっしゃっています。生育歴の中での親子関係は、新密度を増す成人した男女関係の中に色濃く反映される。夫婦間のバトルなどは、親子関係の代理戦争の様相を呈してきて、再現していく。それを避けるためにはセラピーが有効とも。 13.5p×19.5p、229p


●「愛」というとるが ai-7
押川剛著/IWASAKI/2003年初版/定価1365円/程度B 帯有
売価800円

これはまた、大胆な! あんたんとこの子どもは、愛が欲しいというとるじゃろが! ひきこもって家族が困り果てている当人を説得して、あくまで、言うてきかせて、病院につなげることを仕事にしている人の、体験と実感とからくる悲鳴にも似た叫び。ひとは、周りの人の「愛」で生きられるんだと。 13.5p×19.5p、196p

●愛を読む人 ai-8
パール・アブラハム著/角川書店/1998年初版/定価2100円/程度B 帯無
売価1000円

英語で書かれた本は邪悪だから、読んではいけない。ゼラチンがはいっているから、ガムもマシュマロも食べられない。コーヒーもだめ。水着もだめ。ストッキングも、体にフィットするドレスもだめ・・・・。ニューヨーク郊外の厳格なユダヤ人社会に育った12歳の少女レイチェルは、ユダヤ教会の戒律にことごとく反発し、普通のアメリカ人の女の子として生きたたいと願う。少女が大人になっていく過渡期の繊細な心の内面を、生き生きと描きつつ、正統派ユダヤ教徒のあまり知られることのない生活を明らかにした自伝的小説。とカバーの見返しにあります。
 13.5p×19.5p、196p


●愛憎の起源 ai-9
I.D.サティ著・国分康孝ほか著/黎明書房/昭和52年初版/定価2300円/程度C 帯無、序文とあとがきに赤線引き
売価2300円

抑圧は愛によっておこるものであり、恐怖によっておこるのではないこと、愛の源泉は、食物などに対する欲求であって、決して性的欲求や身体的欲求ではないこと、そして、愛の、もともとの対象は母である、と。専門書ではあるが、普通に読んでみても「愛」のなんたるかが分かる。良い本だと思う。14p×20p、297p

●こまった男を愛したとき---なぜあんなヤツを好きになるのか・・・ ai-10
ナンシー・グッド著/風媒社/2001年初版/定価1575円/程度A
売価800円

世の中には困った男しかいない、と著者は言う。社会と女性たちがそれを許してきたからと。この40年以上のフェミニズム運動のおかげで、女性は自分の本当の能力と、力量と、個人的願望に強い意識をもつようになってきた。それでも、何世紀も続いた文化的な習慣と、何年も続いた家庭の在り方はそんなに変わっていない、という。
やれることは、さぁ、女性たちよ、男性を捨てよう!
 13.5p×19.5p、246p


●愛されない者の傷 ai-11
ペーター・シェレンバウム著/あむすく/1997年初版/定価2940円/程度C 帯に裂け、カバーに汚れ
売価1500円

「父から母から愛されなかった」という古くて深い傷。愛され、干渉されすぎて傷つき閉じてしまった心。大人になってからも、疼き続ける精神的外傷トラウマから解き放たれるには?(帯表から)
愛されない者は、
全世界から見捨てられたと思っている。しかし自分を見捨てているのは自分だということを知らない。癒しは他人から愛されることでもたらされるものではない。自分に絶えず好意的な注意を注ぐことで自らに与える愛が、癒しをもたらすのだ。(帯裏から)
 13.5p×19.5p、229p


●愛するということ ai-12
エーリッヒ・フロム著/紀伊国屋書店/1991年新訳版初版/定価1300円/程度C 小口に目立つ紙魚
売価600円

真実の愛とは何か?「自由からの逃走」と並ぶフロムの古典的名著であり、世界で読み継がれてきているものである。
愛、それは人間の実存の問題に対する答え、とあるように、真摯に、まじめに、愛とは何であるかを説いてある。
 13.5p×19.5p、214p


●自己愛とエゴイズム  ai-13
ハビエル・ガラルダ著/講談社現代新書/1990年4刷/定価550円/程度C マーカー線引有
売価200円

本当の自己愛が必要とされている。自分を愛せる人間が他者を愛することができる、という。
では、自分を本当に愛するとは、どういうことなのか? エゴイストやナルシストと言われそうではないか。どこがどう違うのか?
 11p×17.5p、215p


●愛すること優しく生きること ai-14
加藤諦三著/毎日新聞社/1991年初版/定価1000円/程度C カバーに経年やけ
売価500円

著者に寄せられた様々な恋愛相談の例をあげながら、その辛い人生の原因はどこにあるかを探り、成長していく方法を学ぶ。幸せをもたらす愛は、情緒的に成熟することで得られる、という。愛に悩んでいる人はたいてい、自分に嘘をついている、人は自分に嘘をつくことで、心理的成長に失敗する、と。不安な自分に直面することを恐れて、「酒さえ飲まなきゃよい人」などと、自分を騙し、言い訳をしながらの人生は、辛いものがありますよね。 12p×18p、227p


●愛すること愛されること ai-15
加藤諦三著/大和書房/1988年新装2刷/定価1000円/程度B 帯無
売価600円

人は恋をしてはじめて人生を知る。愛することの苦しさ、愛することの切なさを通して、生きる「勇気」と「やさしさ」を説く情熱的恋愛論。と表紙にあるが・・・。男性って、いつまでロマンチストなんだろうか。 13p×18p、216p