新しい日付のものが先頭に来ています  ネットの古本屋へ

  悪戦苦闘は、電車の中で週刊誌「サンデー毎日」の宙吊りを見たこ
  とから始まった。

  『今、大ブームのネット古書店』というのがそれである。

  ネット古書店?なんと、それがブームだなんて。私だけがネットで
  自分の持っている本を売ろうとしたのではなかったんだ。知らない
  ことは傲慢にもつながるなぁ。

  これは、ネットで古本屋を開こうと思った時から開設にまでこぎつ
  けるまでの奮闘記です。

嗚呼!アフィリエイト

2006.3.24 金曜日

「100万!ヒット、ホームページを作った人々」を読んで、またまた気づいた.皆が読んでくれるような、コンテンツが最重要なんだ.HPの作り方も運営の仕方もそりゃ大事.しかし、一番は、皆の知りたいようなもの、読みたいもの、興味のあるHPを作ることなんだ.うん、それが、難しいのだなぁ.自分の興味もないと長続きしないし、深まりもしない.私は何が知りたいか、読みたいか、興味はどこに?羅列してみよう.

生きるための知恵・工夫・生き延び方・自分を知る方法・自分の中の本音と建前を知る方法・つらいときのやり過ごし方・離婚について・中高年の結婚生活・女が一人で生きるとき(若者編・中高年編)・コンテンツは「女の本音」「女の広場」「熟年女性の広場」「女の生き方」「これからの女の生き方」・孤独に耐える方法・寂しい時は●●をしよう・どんな時に寂しいか・何かをしたいけど何をしたいのか分からない人・楽しんでいる女たち(趣味に生きる、リンク)・悪口・本音・掲示板でおもしろいのは、悩み事を書いてあるとき・悩み事相談・女性のライフスタイル・どう生きるか・女の人生花より団子・

2006.3.23 木曜日

「100万!ヒット、ホームページを作った人々」を読んでいて、はたと気づいた.インターネットが一般個人にも普及しだしたのは、19945年だという.1993年まで私は、某新聞社の情報開発室にいたのだった.ニフティサーブに記事を送り込む作業をしており、なんで一方通行なんだろうと思っていたのだった.双方向で読者参加型に何故ならないのか、上司に聞いてみたのだったが、ものすごい容量が必要で、一つの新聞社で出来る仕事ではないとの返事だったように憶えている.いまなら、その答えは的外れだと分かるのだが、当時は全然意味も仕組みも分かっていなかったのだった.チャットなどというのもあったのに.

そうだったんだ、私は最先端の所にいたのだったんだ.そうよね.私は、そういうことが好きなんだよね.今更であろうとなかろうと、始めるのに遅いことはない.元気が出てきた.ホームページビルダー8を読み始めた.1ページ目から.

どうにかして、来てくれる人たちの入室経路を知りたいとずーっと思っていた.そして、「解析」というものがあり、忍者ツールがよいかもと教えてくれる人がいた.無料だと.そりゃいいと、早速いってみた. そこでまた嗚呼! 何回「嗚呼!」をつくと出来上がるのか.作成ツールをコピーして、HTMLページの<BODY>と</BODY>のあいだに貼り付けるというのは分かった.でもその貼り付けるものそのものは何処にあるの?あきらめかけた頃、分かった.作る人って、分からない人が何処が分からないのか分からないんだろうなぁ.やっと付いた.管理者の部屋というところで、過去4か月分まで解析が出来る、という.グラフは出てくる.さぁ、これから先がまた、動かない.検索エンジン経路を知りたいけど、どれを押しても、「該当なし」.嗚呼!

 

2006.3.22 水曜日

アフィリエイトって儲かるらしい! 一ヶ月100万も楽勝!などという本が書店に並んでいる.2冊買ってきて読んだ.図書館からも3冊借りてきた.「ブロードバンドって何」みたいな本だ.図書館に予約しているのも3冊ある.古本屋を開業するときも、本だけはたくさん読んだものだ.私の悪い癖だ、いつも活字に頼る.そして古本屋を開業したけど、泣かず飛ばず.趣味の域から出なく、稼いでいるとはお世辞にもいえない.おもしろいので続けていられる.検索エンジンでも、たどり着けない私の古本屋に入って来る人がいたりして、不思議だ.また、テーマ毎の本を数冊まとめて買ってくれる人がいると嬉しい.

またぞろ虫が動き出した.アフィリエイトの講座にも申し込んだし、入門コースの資料も請求した.

しかし、しかしだ.インターネット上には、アフィリエイト関係のサイトが何百もならんでいる.それを発見したときは、嗚呼!ため息が出た.今から参入してどうなるというのだ.こんだけ或るのに.

老後は、外に出ないで家の中で稼ごうと、いきごんでいたけど、夢がしぼんでしまった.通信講座代は28万円以上もするのがある.元は十分取れるとうたっているが、それが可能かどうか怪しいものだ.元が取れるようになったら、支払えるシステムはないものか、などと虫のいい考えさえ浮かんでくる.

私のHPにはリンクは2つしか張らず、リンクの仕方さえ不明.不勉強だなぁ.

私のホームページには、3人のプロの手が入っている.それで、ご飯を食べている人たちの手が.今となっては、それは不幸なことだったと分かっている.最初から自分で作るべきだったのだ.自分のホームページだもの.楽して作った罰だー.

今から、ホームページの作り方を一から学ばねばならないとは.

2004年10月2日 土曜日

1ヶ月振りに更新。この奮戦記も終了宣言(おおげさな!)をしようか、しまいかと揺れ動く日々。古本屋が決して充実したわけではないのだが、取りあえずなんとか・・・。

9月1日 火曜日                                               
女性学を少しだがアップするところまで漕ぎ着けた。女性学の棚が一番つらかった。1冊ごとに読み返し始めたら止められなくなるのである。今日も今日とて、「日本の婦人問題」を読んだ。改めて家父長制度の弊害を思う。法律は廃止されても、社会や人の心の中にまで植えつけられた規範は、そう簡単に消え去るものではない。社会的な規範でがんじがらめの女性たちは、自分を守るすべさえ学んできていない人が多い。日々の仕事の中でそれを実感させられている。             
8月22日 金曜日                                              
今頃になってというべきか、やっとというか村上春樹の「「ねじまき鳥クロニクル」文庫全3巻を読んだ。おまけに「ねじまき鳥・・・を読み解く本」というのまで読んだ。しかし、こっちの本はさずがに本家にははるか及ばず、ちっともおもしろくなかった。時々村上春樹の本を読みたくなる時期がくる。村上春樹には、はまる人ははまって、彼の書いたものはすべて読んでいるという人もいる。
私は時々はまる。                                     
8月13日 金曜日                                         
気づいたら、なんと1ヶ月以上も更新していなかった。暑さで頭が回っていないのかもしれない。
でも、自分が読んだ本を売るというのは不思議な感覚なものだということに気づいた。アップして、並んだ本を眺めるとなんか気恥ずかしくて、裸にされているような気さえする。           
そして、注文が来ないと忘れられたような気がして寂びしい。注文が来ると有難いなーと思う。しかし、箱に詰めていると、これまた寂しい。アーこれもう一度読みたかったなーと思う。きっとまた、私は同じ本を買うんだろうなー。
6月28日 月曜日      
漫画をやっとアップ。但し、20冊分。もう少しあるのだが、全部をアップしようと思ったら何時になるか分からないので、このくらいで取りあえず本棚へ。
それにしても、山岸涼子の本はほんとに怖い。現実にありそうな、それでいて、幻想的で。人間の心の闇をえぐって行く。

やっと本命の「女性学・フェミニズム・ジェンダー論」の本棚へ取り掛かる。しかし、これが一筋縄ではいかない。本のタイトルだけ並べたんでは、私の考えた古本屋へではなくなるし・・・。かといって、再読するのには膨大な時間が必要だし・・・。
あー、どうすべえ。して
6月24日 水曜日
吉田秋生に取り掛かる。まずは「吉祥天女」全2巻。文庫になってから購入したもの。

中目黒の女性情報センターの資料室(図書室)は少女漫画のおいてある数少ない所であった。3〜4年前にあった漫画はほとんど読みつくした。今はほとんど行く機会が無いので、分からないが、今も新しく購入補充されているのだろうか。その時に「吉祥天女」を読んだときも驚いたが再読しても、また感動した。女性の性を蹂躙する男たちを絶対に許さず、殺してしまう主人公の強さに憧れを持つ。侵入される女たちの生涯忘れない恨みを男たちは軽くみ過ぎているのではないか。

6月19日 土曜日
吉村明美の「薔薇のために」を漫画本の棚にアップすべく出してきた。全16巻。あらすじは知っているのでちょいちょいと感想を書けばよいと思っていたのだが、読み出したら止められない。2晩かかって、しかも明け方まで、16巻読んだ。吉村明美恐るべし。

内田春菊が何冊かあったはずと探すが・・・無い。ひょっとしたらと思い娘に電話したところ、「誰かにやった」との返事。がっくり。古本屋さんに行って、高いやつを何冊か仕入れてきた。


月16日 木曜日
トロさんちから来てくれる人が、ちょこちょこといて、トロさんちの繁盛振りが窺われる。

漫画本のアップにとりかかる。高橋留美子の「人魚の森」「人魚の傷」を読み返す。やはりおもしろい。不老長寿への「なりそこない」など、絶妙のネーミング。
「なりそこない」というネーミングをみると、江戸時代の人別帳?の村の住民の構成をメンバーは、大人男何人、女何人、子供何人、老人何人、「やくたたず」何人とあっておもしろかったのを思い出す。

何百年も年取らず、死なずに、放浪して歩くのも大変そうだ。人間は死にたくない動物らしいが、何年ぐらい生きたら、満足するんだろうか。「人魚の森」の湧太は、何百年も生きていて、首を切り落とされなくては死ねないという。じゃ、首を・・・と思うが、それは嫌らしい。「人と同じに、年をとって布団の上で死にたい」と作者は、湧太に言わせている。

6月10日 木曜日
月曜日に「本屋のおばちゃん」が来て、私のホームページの「だささ」を憂えてくれて作り直してくれた。再々リニューアルというわけである。素晴らしいのが出来た。

しかし、HPの来場者カウンターが1日で「105」となっているのを見たときは、目が点になった。4〜5人がせいぜいだったのに。「トロさんち」への書き込みが有効なのか、「本屋のおばちゃんち」か、それにしてもすごーい。

この調子で本も売れるといいのだが。しかし、アップしていない本を早くと思いながら中々おもうようにいかない。漫画も早くアップをせねば。

  

5月20日 火曜日
仕事が忙しくて、本棚のアップが出来なくて、寂しい。今日も電車の中で「死ぬかと思った」という本を読んで、笑いをこらえるのに苦しかった。この本は電車の中で読んではいけない! おもしろ本棚を作ろうか、などと思っている。

 忙しいというのに本読む時間はあるわけ?といわれそうだが、私は曜日代わりで、あちこちに仕事に行っているわけで、通勤電車に嫌と言うほど長く乗っている。一番遠いところは2時間半!!往復5時間!!!
 電車に乗っている間、ゆっくり寝るか、本を読むか、沈思黙考?するかしかないわけで、そのどれかをやっているというわけでーす。

5月11 火曜日
 あまりに同じジャンルの棚ばかりやっていると、飽きてくる。大体30冊目くらいで、嫌になってくる。心理系の本はたくさんあって、棚に入りきらない。って言っても、自分で棚の数を増やせばいいだけの話なんだけど。
 で、今日は、数の少ない小説の棚をやることにした。
 しかし、これがまた、大変。読み始めると止められなくなるのだ。

 「心のおもむくままに」 「青い目がほしい」依然読んだときに、胸がつぶれそうな思いで読んだという記憶だけはある。今日もまた、読みふけってしまった。

5月9日 日曜日
  毎日本棚へ本のアップ。
 心理の棚をやっていると、アダルトチルドレンの字がやたらと目に付く。 
 相談の現場では一時期、アダルトチルドレンが大流行だった。研修会にも随分行った。本もたくさん出版されたし、私も買った。
 しかし、精神科の先生たちには不評のようであった。相談者が、ドクターたちに「(AC)そんなものはない」と怒鳴られたとかいう話を聞いていた。
 今、相談の場でアダルトチルドレンを声高に言う人は少なくなった。
 アメリカのアルコール依存症現場で働いているケースワーカーたちから始まり、日本で広め出したといわれていた斉藤学先生が、早々と使用しない宣言を出したとか。

 じゃあ、あの概念は一体、何だったんだろうか。
 「私はAC」ということで、「随分、楽になった」と言う人もいたんだったのに。


5月6日 木曜日
 内外の「童話を読み解く」本をリストアップ中。《これらの物語の中には、ある時代のある意図をもって書かれた昔話がある。たとえば、家長制度の維持のためとか、その時代の社会に都合の悪い”悪さ”をしたら悪魔にされるとか・・・》などということを書いてあると、共感の気持ちがふつふつと湧き上がり、ついつい読みふけってしまう。
 
 そして仕事がはかどらない。
 
 しかし、考えた。ひょっとしてこれこそ、究極の楽しい暇つぶし?かもと。これから老後に向かって私は楽しいものを見つけたのかもしれない。

 生きるって何か、どのように生きるか、なんてことを考えるとき、壮大な暇つぶしではないかと愚考。子育ては恰好の暇つぶし。あんなに忙しくて大変だったことは他にはあまり見つからない。
 子供にとっては迷惑だったろうが、全人格を賭けていたような気がする。そのお陰で、親である私は、あっというまに年をとってしまった。

 どうせ暇をつぶすなら、やっぱ、楽しいほうがいいもんね。子育ても楽しくなかったわけではなかったけど、生んだ責任上という意識はあったしね。

 オンライン古本屋さんの本棚を充実させるために、読んでは独断と偏見に満ちた寸評を書く。これが楽しい。結局「政治的に正しいおとぎ話」を読んでしまった。ハイ。


5月3日 月曜日
 4月28日に不完全ながらやっとアップ出来た。文字を並べただけの素っ気ない表紙。でも、いいんだ、やれたんだから。そのうち、余裕ができたら、デザインも考えて・・・と、でも、先の話。

 本棚をせっせと補充すべくやっているが、一度でオンラインに載ったためしがない。大体半日はアップ出来ずに潰れることが多い。
 原因が分かってしまえば何ということはないのだが、分かるまでが大変。何度やり直しても、載らないこともある。パソコンの基礎を知らないからだなぁ。

 例によって、寸評を書くのに、またまた読みふけってしまった。「ぼくの命を救ってくれなかった友へ」エイズに掛かったとされた男の話。


4月26日 月曜日
 PC家庭教師さんに来てもらった。3時間で7500円プラス交通費。早くアップにこぎ着けなければ、ホームページそのものを作ってもらったほうが、安上がりになりそう。
 しかし、3時間も画面を眺めていたら、最後のほうでは、もう何がなんだか分からなくなってしまう。1から10まで、ノートに書いといてもらった。
 エクセルで作成したものを、HTMLとやらにしなければならないのだという。何がどうなったのか不明のまま、手順だけはわかった。


4月20日 火曜日
 1日に5冊は挙げようと思っているが、中々、進まない。しかし、1日に5冊ぐらいしか挙げないとすると、アップするのに何ヶ月かかるのだろうか?。
 「古本屋やるからね」、と言って宣伝ばかりで、アーア。

4月9日 金曜日
 北尾トロさんちへ行って、初めてカキコをしてきた。彼の地の人々とは読む本がどうも違うみたい。

 フリー・ライターの豊田さんが毎回北九州まで裁判の傍聴に行っていると聞いていた事件のことが、「週刊新潮」に書いてあるのを電車の宙吊りで知ったので買って読んだ。
 《「天才殺人鬼」は手を汚さずに7人を殺していた》というもの。話は聞いていたが、全部は読めず、途中で投げ出した。DVで恐怖の中にいたとはいえ、親子、姉妹でお互い殺し合いをさせられている。むごいことを。


4月5日 月曜日
 古本屋さんを早くアップしたいと思っているがちっとも先へ進まない。一冊ごとに一行寸評みたいなものを載せようと思うものだから、本文をついつい読んでしまうのだ。

  今日も、「妄想・・・彼女はなぜ狙われたか」ストーカー
についての本を読みふけってしまった

4月3日 土曜日
 ちくま文庫になった「せどり男爵・・」梶山季之と「古書狩り」横田順弥の本が手に入り読む。

 いやー、「本を手に入れるためなら、何だってやるぞ!」という帯の通りの人生を送る人々の話が描いてある。親からの遺産も全部古書につぎ込む話とかもある。  

 ドイツで装丁を習い、魅入られた話もあって、ドイツは装丁が盛んなのかしら。私に手作り装丁の文集をくれた人もドイツで習ってきたと言っていたっけ。装丁のコンペに出品もしたのだとか。お連れ合いの赴任に同道した時だとのことだった。

 いやー、古本ってはまりそうだ。あ、お金がないから大丈夫。本への肥えた目も無いし。


3月29日 月曜日
 昨日は「文庫ハンターの冒険」という司悠司さんの本に驚いたが、今日読んだ本では、もっと驚いた。「ふるほん文庫やさん」谷口雅男である。

 古本市では、文庫本は1冊3円ぐらいというが、谷口さんは20円ぐらいで買うべきだと書いておられる。1日の食費を240円に切り詰め、洋服は着たきりすずめで、何十万冊かを集めようというもの。文庫図書館も始められる由。その取り組み方には頭が下がる。

 パチンコやさんで働きながら、寝食を忘れての本集めである。お医者さんに珍しいものを見せてもらったと言わしめている。栄養失調である。

 「せどり」は「背取」と書くことも、本をきれいにするのに最適な布はカメラのレンズを磨く化学布だということも、私はこの本で教えてもらった。

 谷口さんには文庫本に対する愛情があふれている。
 娘を嫁にやる心境だとご自分も言っておられる。


3月28日 日曜日
 「文庫ハンターの冒険」司悠司を読む。絶版文庫というのがあり、それを集める人たちが居るのだという。いやー、始めて知った。

 田舎の父の本箱を占めている膨大な文庫本を思い出した。貸し本屋が出来るんじゃないのと言いたいほどの文庫本の量なのだが、ひょっとして、絶版文庫本がないとも限らないではないか。

 横溝正史や筒井康隆という名前がズラリと並んでいたように思う。

 あの読んだら捨てそうな文庫本に蒐集家が居るとは。なんとも知らないことだらけである。

 この道の奥は深そうだ。


3月19日 金曜日
 古本屋さんで、積み上げてあるお買い得コーナーの本を漁ると、手がすぐに汚れる。本も相当に汚くなっているはず。でも、汚れた本の表紙を雑巾で拭くという発想は私にはなかった。雑巾を水につけ、固く絞って拭くのだという。北尾トロさんの本に書いてあった。早速試して見た。須賀敦子「ミラノ霧の風景」を拭いてみた。すごく綺麗なピンクになった。それにすべすべしていて、手触りが良い。

 いやぁ、良い事を知った。トロさんに感謝。


3月18日 木曜日
 コジマ電機に行き、やっとパソコンを買った。付属品を含めて、14万円からおつりが1000円あった。

 それでも、これまで買ったパソコンのうちで、モバイルギアを除いたら、一番安い。子どもたちのだって、各30万円近くしたんだった。

 これで、元が取れるのだろうか。

 今回は、デスクトップ。液晶画面の色がとてもきれい。


3月17日 水曜日

 千葉での仕事の帰りに久しぶりの古本屋さんへ行ったら、あれれれ、無い。選挙事務所になっている。大宮の店も閉店になったし。仕事先の各地で何軒かづつ古本屋さんを見つけてあったのに、この何年かで消滅している古本屋さんが何軒もある。古本って売れない?

 古本屋さんを開拓しなくてはならない。

 私は地方自治体の相談室の相談員をこの10数年やっている。心理学と女性学を学び女性たちの悩みを聞いてきた。様々な相談の中から教わることも多く、生き難かった私も少しは楽になった。

 その関係で、女性と子ども関係の本が大量に貯まってしまった。それと、文字から情報を得てきた私は、こういう本があるということを羅列することで、女性たちにもっと情報を伝えたいと思うようになった。

 おまけに協調性がなく、他人と合わせることが苦手な私にとって、一人でやれる、しかもパソコン上で、お店をやるなんて、なんと魅力的なことか。売れるなら・・の話だが。


3月16日 火曜日 「変な本あります」に、ネット古本屋開設当時の収入が載せてある。それによると売上は15万円内外あっても、仕入れ代と経費を引くと、実質利益は、6万円〜10万円というところらしい。そう甘くはないよな、と納得。

 ここのところ毎日、ブック・オフや街の古本屋での「セドリ」に精を出している。今日はブック・スーパーいとうで、6冊買った。


3月15日 月曜日
 古本屋とは何の関係もないのだが、いや、本とはちょっと関係があるか。今日、講座生たちが記録集を作ったものへ、手作りの表紙をつけて持ってきてくれた。
 
すばらしく素適な表紙である。濃い紫色のなめし皮を縁取りにし、自然な色の模様をつけてある手製の和紙が表表紙と裏表紙を包んでいる。

 ドイツに居た時に習ってきたのだという。

 私の長年の夢、「本の表紙を作りたい」が目の前にある。教えてくれる所のパンフレットも持ってきてくれた。キャー、ワー、嬉しい。

 古本屋を絶対に開設しよう。表紙作りとはなんも関係ないか?なー。


3月14日 日曜日
 連れ合いに、デスクトップのパソコンを買おうと思うと言ってみた。「また、買うのかと言われそうだけど」と前置きをして。ところがあにはからんや、返事は、「いいんじゃない、今安いだろう、今のは何年のだっけ」と、訊かれてしまった。へー、98年だけど、やはり、古いか。

 これで、堂々と買える。別に許可を得ようとしたわけではないのだが…。

 昼から、渋谷のビッグカメラにパソコンを見に行った。10万円以下は無いという。コジマ電機のは、自社製品なので安く出来るのだという。やはり、コジマ電機で買うか。

 ついでにブックファーストへ行ってみた。相当に大きい本屋で、北尾トロ「ほくはオンライン古本屋のおやじさん」があった。早速購入、読み始める。

 北尾トロさんのやり方が、野崎さんのより私の性には合っていそう、なんて勝手に決めこむ。

 しかし、どうなることやら、一抹の不安があるのは否めない。


311日木曜日
 仕事の帰りに、図書館に行ってきた。やっと、北尾トロの「変な本あります」が1冊みつかった。同じ棚には古本やさん関係の本がづらーっと並んでいた。ついでに何冊か借りてきた。
 
今まで、古本屋さん巡りが大好きで、買ってきては、積み上げて眺めていた。それが至福の時であった。でも、自分が古本屋さんになろうとは思ってもいなかったので、縁のないコーナーだったのだが、ちょっと、覗いてみよう。

 梶山季之の「せどり男爵数奇憚」も読みたいのだが、借りられていた。せどりとは、古本屋から安く買って、高く売ることをいうらしい。私もそれをやろうと思う。

 ホームページ作成ソフトを見にコジマ電機のパソコンコーナーに行った。主任の名札をぶら下げた男性が、私のおばかな質問にも丁寧に答えてくれた。ホームページ作成ソフトを入れるにはノートパソコンでは容量が足りないと、数字を挙げて説明してくれた。新品で、ワードとエクセルを入れたものは、一番安いものでも12万円ぐらいになるという。

 あーあ、パソコンから買いなおさねばならないのか。

 娘から電話。ドリームウエーブはマックのだという。そんなぁ、ウインドウズである私のには入らないジャン。踏んだり蹴ったりとはこういう時に使うのだろう。

 娘に、新しいパソコンを買おうかしらというと、「お父さんに相談したら」とつれない返事。彼に相談したら、「また買うのか」というに決まっている。だって、モバイルギアも含めて今回買ったら、私のだけで5台目だもの。息子には2台、娘にも1台買ってやっている。いくらパソコンにつぎこめば良いのだ。買うことに反対は誰もしないとはいっても、ちょっと躊躇する。

 借りてきた「変な本あります」を読み進むうちに、少し安心してきた。ゆったり楽しんで、古本屋さんをされている様子が見えてきた。ネットで女性関係の本を扱っている古本屋さんの『とんぼ書林』を覗いて見たら、なじみの本が並んでいて、なんとなく心強くなった。「ヘーゲル婦人論」上下2巻で、2800円の価格がついており、1揃いは売れた模様。私も持っている。

 いやー、売れるんだー、となんとなく安心。他所の古本屋が売れたからって、関係ないのだが。私のホームページに来て買って頂かなくては、それこそ取らぬ狸・・だ。


2004310
 私も一応ホームページを持っている。娘が作ってくれたのであるが、娘のパソコンを通さないことには、掲示板を除いて、私は直接の書き込みはおろか、削除も追加も出来ないのである。

 その私のHPの売りが、お薦め本の販売である。女性問題関係の『相談』と女性関係の『古本販売』をメインに構成している。しかし、本の追加も書評も載せるには、娘の手を煩わせることになっており、それが仕事である娘にとって、私のHPはついつい後回し。

 というわけで、HPを作ったはいいが、泣かず飛ばず。宝の持ち腐れ。1年間のヒット数が8900件という情けなさ。これじゃ、毎日私が見に行っただけではないか。トホホホである。

 しかし、ネット上の古書店がそんなに繁盛しているのであれば、ホームページに手を入れて、古本を本格的に買っていただくことを考えてもいいのかもしれないと思い始めた。

 早速、「サンデー毎日」を購入、しっかり何度も読んだ。月間販売実績で400万円から500万円の店が一店舗、以下販売実績も様々だが、20万円から30万円の店は多数あるというではないか。私には400万円も売上がなくても良いのだ。

 「やろう」と決心。すぐに飛びつくのが昔からの私の悪い癖。それが悪戦苦闘の始まりだった。

 途中で止めようとすると、思い出すのが小さいころ母にいつも言われていた『尻切れとんぼ』という言葉である。すぐに飛びつくが、飽きるのも早いというものだ。

 それに、国民年金を満額貰えると見込んでいたのに、見込みの半分ぐらいしか貰え無いということが判明した。大変だ…。日干しになる。

 今はまだ、仕事に出かけられるからいいけど、年を取っても稼げる方法を見つけ出さなければ、そのうちに、食いはぐれる。夫は定年後には実家の稼業のために田舎に引っ込むと言っている。私自身の生活費を紡ぎ出さないと夫に従って田舎に行く羽目になるではないか。何のつても無く、知り合いもいない夫の田舎で生活して、私に何ができるというのか。

 月の収入が、2〜30万円もある仕事なら、いうこと無し。私にとって、生活するのには十分な額である。70歳まであるマンションのローンを払っても、余りある。

 しかし、こういうのを「取らぬ狸の皮算用」っていうんだろうなぁ。

 「サンデー毎日」で紹介されているオンライン古本屋さんのことを書いてあるという本を早速探しに行った。どの本屋さんにもない。北尾トロ「ぼくはオンライン古本屋のおやじさん」と「へんな本あります」。ついでに、その本に影響されて、ネット古本屋文雅新泉堂を立ち上げた野崎正幸さんの「駈けだしネット古書店日記」も探した。しかし、書店を何軒回っても、ない。

 私の行動範囲内での最後の新刊書店へ行った。相当に大きい書店である。検索ではあった。しかし、喜んだのも束の間、店員さんが探してくれたが、ない。どうしても、読みたかった私はあきらめきれずに、棚を端から端まで、執念深く探した。一冊だけあった。「駈けだしネット古書店日記」。幸先が良いと勝手に納得。

 でも、読み出してから、ひょっとして、これは大変な作業になるのではないかと、恐れ始めた。ドリーム・ウエーバーというHPソフトを買って立ち上げたと書いてある。何あろうドリーム・ウエーバーというソフトは、綺麗に仕上がるけど、プロが使うアニメ制作などに使われもするソフトだということで、娘にお母さんには無理と言われた私のHP作成ソフトなのである。娘に無理だとお墨付きを貰ったソフトを私が使えるのか。野崎さんはマニュアル本を見て、使えるようになられたように書いてあるのだが、PCでもワープロ機能だけしか使ってこなかった私が使えるようになるのだろうか。あーあ。

 ホームページ作成ソフトで初心者向けと言われている「ホームページ・ビルダー」で作ろうと思っていたけど、ドリーム・ウエーバーがきれいに仕上がるのならそれを使いたいけど、ましてや、そのソフトを娘は持っているというし。考えは全然まとまらない。

 今度の金曜日に、パソコン家庭教師の和田さんが来てくれることになっているので、HP作成の前段回から、教えてもらわなければいけない。